あぺり








マクラメを編みながら
世界を旅する写真家TRIPTRACKS関田くんのバブーシュ。




OMG!!


年明けからの旅先でついにアッパーが破けてしまいました。

まさにTRIP(旅)のTRACKS(足跡)をしるし続けた結果です。

これだけ履いてもらえるのは本当に幸せなことです。

ソールをはがせばアッパーに当て革をして修理もできますが、
まだソールは無事でしたので今回は裏に革を入れて接着という
応急処置をしました。


これだけ履いてもらって
ようやく本来の
”ちょっとそこまで”用の履物になれたかな、、、


次回ソール交換の際には
またたくさん履いてもらえるように
アッパーもしっかり直しましょう!








旅先での人々の笑顔を反映したような履き皺。

まだまだこれからもよろしくです。







こちらはIさんのバブーシュ。

ソールのクッションがもう少しあれば、
ということで最初に貼ったソールの凸凹を削って
同じビルケンソールをもう一枚貼りました。

「少し背が高くなって快適です」

と感想をいただきました。


このダブルソールリメイクは比較的簡単にできるので、
今までサンダルやバブーシュをつくった方で
クッション性がもう少しあれば、
と思っている方にオススメです。




















こちらはKさんのバブーシュ。

今の工房ができる前、
家の離れでひっそりとやっている時にお越しいただいて
つくっていただいたものです。


3年間ほぼ毎日家の中にいる間中ずっと履いていたそうです。
写真ではわかりにくいのですが、
一番右のパーツ、3.5mm厚の中底が
足のカタチにしっかりと沈んでいて、
これは時間をかけて成形された「財産」だなと思いました。



破けてしまったカカトのパーツと中敷きのパーツ
を交換して組み立てなおしました。







修理完了。

赤い底の右がKさん本人のもの。
黄色い底の左は同じ頃につくったご主人のもの。

ご自宅の床のフローリングを傷つけないように
床ベロアを底にはりました。



リフレッシュされて
またいつものくらしの中に戻っていきました。










「ファスナー」



Fさんの一足目のチャッカブーツ。

脱ぎ履きのストレスを解消するため
内側にファスナーをとりつけました。

手縫いでとりつけるため、
大胆にハサミを入れたところです。









できあがり。

違和感はないです。

これでまたあちらこちらに連れていってもらえそうです。


当たり前かもしれませんが、
ちゃんと履いてくれているのを見るのは
とても嬉しいものです。







修理や調整をしていて思うことは
       ①つくる時に良い素材を使うこと、
②日々のお手入れ、
 ③履いて感じること、
の3つが大事だなと思います。



①はつくり手の
②③は履き手の
それぞれの想いが必要です。



つくり手と履き手の気持ちが一つになって
はじめて良い靴が生まれるんだな、と改めて感じました。



愛のあるものづくりを
これからも続けていきたい。





















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